スプレーガン、大がかりな分解洗浄方法
こんにちは!
10tバンパーレインボーラメフレーク塗装の方がまだ途中ですが、
バンパーが戻ってくるまでの間により良い仕上がりを求めるため、スプレーガンを分解して内部やこびりついた塗料も含めすべて洗浄いたします。
通常の洗浄ではなく大がかりに洗浄いたします。
なぜかといいますと、
画像をご覧ください↓
ひどいなんてものじゃありません・・・
洗浄を怠ったのが原因です・・・
キャップもこの通り、、↓
分かりますかね?
塗料がモリモリです(汗)
現状としましては、
画像では分かりにくいですがカップの蓋にも塗料がモリモリです。
そのため、しっかり密閉ができておらずカップをひっくり返すと塗料が駄々漏れです(汗)
カップが外れないだけまだましかもしれませんが。
垂れた塗料はふき取りづらい箇所へ(汗)
次にノズルのキャップがひどい・・・
画像を見て頂けますとお分かりいただけると思いますが、塗装する際に支障がないわけがありません。
様々な支障をきたします。
ボディ全体や塗料カップは塗料ミストの跳ね返りで全体ザラザラ・・・
パターン調節、吐出量調節のつまみは動きが物凄く悪くギコッ・・・ギコッ・・・
ニードルとノズルの間に異物が挟まり閉まりきらない時があります。
最悪です。
少し握るとエアーだけが出るのが通常ですが、異物が挟まると塗料が常に出っぱなしです。
気分も悪いしノズルのエアー出口に入っていきそうで非常に怖いです。
これでは気持ちよく塗装できないので完璧に綺麗にします。
前置きが長くなりました、それでは本題に入ります。
ちなみに使用するガンは愛用しているイワタ製です。
※あくまでも個人的な洗浄方法です。
何があっても責任を負うことは出来ません。
参考程度に収めて置き実行する場合はすべて自己責任にて行ってください
用意するもの
・モンキーレンチ
所々のボルトを外すのに一つあれば十分です。
・剥離剤
全体的に付着した塗料を剥離いたします。
ちなみに今回は強力な剥離剤スケルトンを使用。
・水道
・ゴム手袋
必須です、素手で剥離は出来ません。
個人的にはニトリルゴムがお勧めですよ。
・シンナーに負けない容器
詳しくは下部をご覧ください。
・洗浄用シンナー
・ラジオペンチ
クリップを外す際にあった方がいいです。
・シールテープ
エア漏れ防止に必須です。
本題
まず先に手で外せるパーツは外していきます。↓
ちなみに上側のパターン調整のつまみはボルトを外さないと外れません。
ここで先に容器にシンナーを溜め、そこにキャップを漬け込みます。
今回は計量カップを使用。
もしかすると材質を痛めてしまっているかもしれません、自己責任で行ってください。↓
汚いですが、気にしないでください(汗)
次にモンキーなどを使ってすべてのパーツ、ボルトを外していきます。
申し訳ございません、分解に夢中になりすべてを外した際の写真を撮り忘れてしまいました。
下の画像のようなパッキンや樹脂パーツは剥離剤と接触させるのは怖いので外して分けていきます、しっかりシール出来ていれば問題はないと思います。
金属パーツは剥離コースです。↓
小さいパーツはなくさないように気を付けてください。
特にクリップなどは要注意です。↓
あとは汚れたパーツに剥離剤を塗っては洗ってを繰り返しすべて落とし、乾燥させて完成です。
剥離剤が残らないように完全に洗浄してください。
キャップはシンナーから取り出すころには塗料が浮いてるはずです、ガンと同じようにブラシなどでこすれば簡単に取れます。
組み立ての際は組間違いにご注意ください、順番を写真に残しておけば確実だと思います
エアーカプラ、エアー調節つまみのねじにはシールテープをしっかり巻いてから組み付けをしましょう。
ではまず元の画像から↓
これがここまで復活いたします。↓
残念なことにカップから塗料に隠れていたへこみが発見されてしまいました・・・
しかし、カップは完璧に密閉でき、
キャップの動き、各調節つまみの動きが最高に気持ちよく、
外見も新品当初の輝きを取り戻し気持ちも上機嫌です。
ちなみに早速後日使用してみました感想ですが、
素晴らしいです、これこそイワタの性能と感じさせるパフォーマンス。
分解洗浄前と比較すると、
・まずカップを縦に振っても一切塗料が漏れ出さない。
・つまみ類がかなり動きがよく、サッと調整ができ、こんな些細な事で喜びを感じます。
・次に吹き付けた際にすぐに気が付いたのがパターン、
広がり方が明らかに違い、凄くきれいなパターン、尚且つかなり均等になりました。
元が酷すぎたのでしょうか・・・
・一番感動したのが、塗料の微粒化がすごいです。
元と比較すると物凄い細かさで、塗料の乗りも明らかに違いました。
これだけ違いが出るのであればノズルだけでも洗浄はした方がよいと思います。
パフォーマンスを保つ事が大切ですね。
ノズルの洗浄はシンナーに漬け込むだけでも良いのでこまめに行う方がいいと思います。
良いものを求めるためには腕もそうですが道具も大切にしましょう!
それでは失礼いたします。