『スモークレインボーラメフレーク使用例』カスタムペイント、バンパー編

『スモークレインボーラメフレーク使用例』カスタムペイント、バンパー編

 

 

サビサビボコボコのバンパーをカスタムペイント、やり方を説明していきます。

 

 

サビサビで、しかも凹ましてしまい、耐えられないと身内から10tトラックバンパースモークレインボーラメに塗装してくれと頼まれましたので、

なぜレインボーラメフレークなのかは分かりません。

それはさて置き、人生で一番お世話になっていると言っても過言ではないお方なので断ることもできず、

この機会にスモークレインボーラメフレークを使ったカスタムペイントを材料から使用方法までご説明していこうかと思います。

 

ザックリですがご参考にお願い致します。

※缶スプレーでも可能ですが、、スプレーガンを使用してご説明致します。

※塗料は関西ペイントpg80を使用

 

面積は1.78㎡。

 

 

 

用意する材料

 

・吹き付けに必要なもの

缶スプレーを使用する方は各缶スプレー

スプレーガンを使用する場合はコンプレッサー、ガン、等。

 

・耐水ペーパー

下地処理などに使用いたします。

人により使い方や番手は異なります。

自分でいろいろ試してみて番手を選ぶといいと思います。

私の場合、使用するペーパーは#240、#400、#1500、#2000あたりで十分だと思います。

ホームセンター等で各2枚ほど用意しておけば十分だと思います。

・シリコンオフ

脱脂する際に必要です。

ホームセンターの自動車コーナーに売っているのをよく見かけます。

 

・マスキングテープ

塗装したくない部分に貼り付けます。

今回はあまり使用しませんでした。ボルト穴のマスキングに使うくらいです。

 

・缶スプレーまたは塗料

 

※ここで書いてある量は希釈済みの量です。

作業する者や吹き付け方、状況によって変動します。

参考にして下さい。

 

下地プラサフ

今回は0.6kg使用

 

今回はラメフレークの下地にブラックを使用するのでブラック

今回は0.35kg使用

 

段差消しに使うクリヤー

捨てクリヤー?と呼ぶそうです、ラメの段差を消す為に大量に使用致します。

今回は3kg使用

 

クリヤー仕上げ用

捨てクリヤーとは違い、質のいい物を使用した方がよいでしょう。

缶スプレーなら2液ウレタン、関西ペイントであれば上級クラスのクリヤーを選ぶと良いでしょう。

今回は0.6kg使用

 

・スモークレインボーラメフレーク0.4mm

今回のカスタムペイントの大目玉、当店にて販売している小さいながら大迫力のラメフレークです。商品ページ

今回は約150g使用

 

・忍耐力

所々で必要です。

途中で心が折れないよう頑張ります。

 

 

それでは進めていきます。

 

塗装手順

 

今回お願いされたのがこちらのバンパー、かなりのサイズです。

サイズが分かりやすいようにタバコを置きましたがそれでも写真では小さく見えます。↓

 

スモークレインボーラメフレーク 0.4mm、カスタムペイント前のバンパー

 

 

下地作り

まずは下地作りの前に脱脂も踏まえて洗います。

次に耐水ペーパーを使ってヤスリがけをしていきます。

今回は#240と#400の耐水ペーパーで足付けをして行きます、剥離は致しません。

前に塗装した時にきちんと下地処理がなされていない場合等がありまので、そういった場合は下地まで落として下さい。

今回は純正バンパー純正塗装で適切な塗装が致されているうえ、剥離して素材を痛める可能性があるので剥離はせずに下地処理を進めます。

 

教習車で使用されていたのか、純正ガンメタと白色に色が分けられており、境目に段差があったので段差は全て消します。

傷なども含め錆や凸凹がある場合は仕上がりに関わってくるので取り除いたり平にします。

 

最後にもう1度脱脂します。

 

下地処理完了です。↓

 

下地処理の済んだところ。

 

下地処理の済んだところ。

 

 

下地塗装

密着性の向上と下地を隠す為、缶スプレーまたはスプレーガンでプラサフを塗装します。

参考に、0.6kg使用致しました。↓

 

下地処理後のプラサフ塗装

 

綺麗ですね、プラサフを塗装するだけで本当に綺麗に見えます。

 

下地カラー塗装

次に色を吹き付けていきます。

今回はラメフレークの下地カラーにブラックを使用する予定なのでブラックを。

参考に、0.35kg使用致しました。↓

 

スモークレインボーラメフレークの前に下地カラーをブラックに。

 

 

この時点で乾燥すれば艶はありませんが、完成の際にツヤツヤに仕上げれば問題ありません。

 

ラメフレーク塗装

ここからスモークレインボーラメフレークを吹き付け!

と行きたい所なのですが、

自分の物では無く、失敗と仕上がりが悪くなるのは避けたいのでここだけ知り合いのプロにお任せします。

参考にならず申し訳御座いません。

本人がラメを出来るだけ綺麗に塗装して欲しいという事でして、最低限のラメフレークの吹き付け、ラメフレークが剝がれないようにある程度のクリヤー吹き付けまでをプロにお願いします。

ということで本人が材料費だけ払うとの事ですので遠慮なくご依頼。

 

使用したラメフレークを持ち込み、返ってきたら減っている分を計算し、合計使用量を算出します。

使用するスモークレインボーラメフレークは当店にて販売しているこちらの商品です。商品ページ

 

 

 

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バンパーが到着いたしました。

ある程度の仕上がりでお願いしたのですが、ある程度段差が丸くなって帰ってきました。

この時点でクリヤー1.8kg使用、

ラメフレークは148g使用されておりました。

 

塗装後、帰ってきたバンパー

 

 

塗装後、帰ってきたバンパー

 

 

研磨

画像では分かりずらいですが、こう見えてまだ段差がそこそこ残っています。

さらにクリヤーを厚く何度も吹いて研磨していきます。

これでもまだ完璧に平らではありません↓

 

 

白くなりますが大丈夫です。

クリヤーの表面が荒れて白く見えるだけです。

使用する耐水ペーパーは#240、#400あたりで十分かと思います。

ひたすらやすり掛け、やすり掛け、正直疲れます、根気と忍耐力が必要です。

 

ここで注意したいのは剥げです。

こまめにクリヤー、乾燥、やすり掛けと繰り返さずにやすり掛けを多くしてしまうとせっかく塗装したラメフレークを剝がしてしまいます。

私は見事に剥がしてしまいました。↓

 

研磨しすぎて剥げたラメ塗装

 

研磨しすぎて剥げたラメ塗装

 

ただ、この部分は取り付けステー部で見えない箇所です。

運がよかったです。

剥がさないためにはこのような見えない部分でどのくらい研磨して大丈夫なのか確認してみると良いでしょう。

 

それから、もし剥がしてしまった時の事を考えて注意深く研磨いたします。

剥がしてしまった事にすぐ気づかないといけません。

見える箇所を剥がしてしまった場合はそこだけ補修しなければなりません。

ラメフレークの補修は簡単ではなく、時間もすごくかかってしまい、補修も完全にできることは少ないでしょう。

 

初めからこまめにクリヤー、研磨をした方が賢いです。

急がば回れを忘れないように。

 

 

仕上げクリヤー

完璧に平らにできたら、仕上げのクリヤーに入ります。

仕上げ前は少なくとも#1000程の番数で研磨しておくことをお勧めします。

または磨いて仕上げます。

 

 

完成

いきなり完成です。

陰での撮影↓

 

スモークラメフレーク、バンパーペイント完成

 

 

晴れ時の撮影↓

スモークラメフレーク、バンパーペイント完成

 

スモークラメフレーク、バンパーペイント完成

 

ムービー撮影↓

 

 

 

 

凄い差ですが、全く違う印象を見せてくれるのもレインボー系ラメフレークのいいところです。

ちなみになぜこんなにも印象が変わるのかというと、

たとえば直射日光の場合、一点からまとまった強い光が入るため強く反射します。

曇りの場合、厚い雲で太陽の光が乱反射し散りばめられた分、弱い光になるとともに一定の角度からまとまって光が当たらないため上手く虹色に光りません。

しかし曇りの日でも窓やトンネルなど、一部から光が入ってくる場合は一点から光が集中するため、直射日光とは違いほんわか柔らかく虹色に光ります↓

 

 

レインボーラメフレークが綺麗に光っています。

 

ムービー撮影

 

 

 

取り付け後

トラックバンパーではオバQバンパーが有名ですが、こちらは名付けてバケモノバンパーです↓

 

 

スモークレインボーラメフレーク、カスタムペイント完成

 

スモークレインボーラメフレーク、カスタムペイント完成

 

スモークレインボーラメフレーク、カスタムペイント完成

 

ムービー撮影

 

本当はバンパーにカバーがはまるはずだったのですが、合わなかったため後日装着するそうです。

 

ということで短いようで長かったカスタムペイントの完成です。

購入する前のご参考にしていただければ幸いです。

 

こちらの記事に使用したスモークレインボーラメフレーク0.4mmの商品ページはこちら

スモークレインボーラメフレーク0.4mm